上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

私が空手を始めた理由

唐突だが、現在私は空手を学んでいる。

このブログのタイトルにある「上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ」もそこから来たものだ。

そこで読者たちにお聞きしたい。

 

「空手に対してどういったイメージを持っているか」

 

この質問に対し、恐らく大半の方々は「人を素手で殴る蹴る、暴力的で野蛮な格闘技」「怖いからなるべく関わりたくない」等といったイメージを持っておられると思う。

かく言う私も、似たような感想を持っていた。

しかしそれと同時に「もし私が空手を始め、稽古を重ねて強くなれば、周囲から畏怖と尊敬の眼差しで見られるのではないか?」という、極めてゲスな思いもあった。俺だってオナゴにモテたいんだよ。悪いか!

 

 と、ここで述べておくが、私は現在3◯才のおじさんである。20代のような若さ、力強さ、エネルギシュさは大幅とは言わないが、多少の衰えを感じている年代でもある。もちろん、私の下の息子の反応も鈍くなっている。

 

しかし私は高校時代にスポーツをしており、3年間という貴重な青春をスポーツに捧げていた程だ。そのせいで、高校時代は童貞だったのが、非常に心残りだが。

 とにかく、その恩赦か、私の体格は20代の成人平均男性と比較してみてもそれなりに大きく、筋力もそれなりにある。具体的に言うと、今でも腕立て伏せ100回は出来、ヒンズースクワットも100回は出来る。

 

そんな私が空手を学べば、元々体格的に優れているので、すぐに上達するだろう。すぐに強くなれるだろう。そして、周囲からチヤホヤされるだろう。特にオナゴに。

 

といった、真摯に空手に取り組んでおられる方々からしたら、吐き気を催す程の身勝手さ、自己中心的な願望で、空手の世界に入った訳だ。

 

ここで読者たちは「数々ある格闘技の中で、なぜ空手を選んだのか」と疑問に感じるだろう。

 

この質問に対し、私はこう答えよう。

 

「小学生から高校生と、身体がまだ成長段階にある子たち、ぶっちゃげ弱いガキたちとの稽古は楽出来そうだから。」

 

どうだ。私の最低さに呆れ果てただろう。だが考えてほしい。総合格闘技などの、大の大人達との練習はきついに決まってるはずだ。痛いはずだ。人間は誰だって楽したいはずだ。そう、私は「楽」を判断基準にしただけだ。私は間違ってはない!(キリッ)

 

これが空手の世界に入る前の動機、考えだった。

そして空手を習っている現在、

 

「空手を始める前の腐りきったゲス顔の私に、全力全開の上段回し蹴りをしたい」

 

と怒りと後悔で、私の胸が張り裂けそうな思いをしている程だ。

それ程、空手は変態拷問レベルで熾烈な世界だったのだ。

 

そのお話を、私の実体験を交えて、少しずつ語っていこうと思う。とにかく私が言えることは一つ。

 

空手やっている95%の人はマゾだと思う。