上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

渡辺謙さん、何がしたかったの?

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たった今、金曜ロードジョーGODZILLA ゴジラを見終えた。

一言で言うと「迫力満点!!!」に尽きた。

それ位、映画としてとても素晴らしい出来だった。満足!満足!

特に、ゴジラ対ムートー(♀)で、ムートーの口にゴジラビーム?を直接叩き込むところは鳥肌が立った。ゲロ移しに見えなくもなかったが。

 

ただ、そんな素晴らしい映画で納得行かない点が一つ。

渡辺謙さんは何がしたかったの?

それがどうしても解せない。

 

渡辺謙さんが演じる芹沢博士で、作品の中で芹沢博士がとったスタンスは、

「とりあえずゴジラに任せて、私たちは見守っていましょ~」

という、国民の生活や生命を守る軍人たちの立場からしたら、その気取った顔に渾身の正拳突きを叩き込みたいくらいの怒りを感じただろう。

 

ゴジラやムートーという規格外の怪物から、アメリカ国を守る立場のウィリアム・ステンツ少将。

彼が苦悩の表情を浮かべながら、作戦の指揮を声高に伝えていく中、

芹沢博士「ちょっと待って下さい~。」

少将「何か?(既にイラッとしつつ)」

芹沢博士「やっぱりやめませんかー?」

という殺気立っている現場をガン無視してのこの発言。

恐らく少将は、「(このイエロ◯ンキーが!超撃ち殺してぇぇぇ!!!)」と感じても、血がにじむ程に拳を強く握り絞め、我慢したに違いない。

 

挙げ句の果ては、ラストシーンは激闘の果てに横たわるゴジラを( ゚д゚)ポカーンと見送っただけ。

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「何か言えよ!」

とテレビへ向かって突っ込んだのは私だけじゃないはずだ。

 

もちろん映画監督や脚本家の判断で、芹沢博士の演出は「ここはこうね」と決めただけであって、渡辺謙さん本人に非はないだろう。

ただ、あの日本アカデミー賞沈まぬ太陽」で渡辺謙さんの演出の巧みさに非常に感銘を受けていただけに、今回はちょっと残念だった。

もっと渡辺謙さんの良さを活かしたキャスティングをしてほしかった。

以上ナリ~。