結婚。その呪文を唱えてはいけない!その①
最近は結婚がブーム化しているのか、私の周りで結婚される方々がおられる。私の知人でも3人のカップルがゴールインした。しかも5月から今月にかけての、結婚ラッシュである。
私としてはもちろん知人として呪い祝福したい。お祝い品もお送りした。そのせいで私の今月のおこずかいがピンチである。仕方ない。今月はエックスビデオ先生のお力を借りよう。
そして、私は結婚という嬉しい報告を聞くと共に、「何がきっかけで結婚を決意したんだろうか?」とふと疑問を感じた。
早速、結婚したての初々しい新婦さん(響きが・・・、ゴクッ!)にきっかけをお聞きしたら、「えーっ、上手く答えられないけど、なんか結婚したいなぁと思ったから。」とのお答え。
その答えに私の頭は?状態になり、いまいち話が噛み合わない。
この時の私は、この画像のような顔をしていたと思う。
家に返って、エックスビデオ先生のお力を借りて、賢者状態になって考えてみたが、やっぱり分からなかった。理解できなかった。
そして、私は「ああ」と呟いた。
「理解できない」。
これが答えなのだと。私は「結婚すること」が理解できないのだと。
30代にとっての「結婚」ワードは相手を選ぶ呪文
私はどこにでもいるおじさん。普通のサラリーマン。そんな私は今年で3✕歳。この世代となったら、結婚というワードに敏感になる。
どこでもいいが、ある集団で話が弾んでいき、そのノリで、
「そーいや、うちの子が最近うるさくて・・・」
この「うちの子」=「結婚しておしべとめしべの合体で作った」という連想から、ますます話が盛り上がる派、とたんに口をつぐむ派に分かれる。モーセ海のように。
結婚してない人は人生の負け組?
30代で結婚していない人は「えー、あんたまだ結婚してないの!」と謎の敗者ラベルを貼られ、失笑され、あるいは腫れ物扱いされる。自分は何もしていないというのに。
そして結婚した人たちは人生の勝者、あるいは大人とされ、社会人としての地位を高めていく。出世レースに乗りたいなら、結婚は必須。独身は不利。何この意味不明。
たかが「結婚」で、どうしてこうして差別を受けないといけないのだ。
理不尽だ。怒りしかない。私はその怒りをぶつけるべく、エックスビデオ先生を酷使した。
「結婚」にはスペックが必要
結婚するには当たり前だが、「結婚するに至るスペック」を要求される。差し当たっては、容姿、性格、お金だろうか。後おまけでエークスの相性だろう。
もちろん愛情が一番だが、それでも先立つ物は必要である。愛だけで飯は食ってはいけない。
あなたはカッコいい?
それともブサイク?
なら性格はいい?
優しくて、頼りがいがある?
お金はある?収入はなんぼもらってまっか?
え?それらさえ基準以下?
なら、答えはこうだろう。
橋本環奈みたいな天使が、
うんこでも食って出直してこい!!!
とツバを吐きかけてくるレベルだろう。個人的にはそのツバはご褒美。
それくらい結婚は人生でも特に大きなバクチだ。これは仕方ない。自分の数十年の人生を「チップ」にしているのだから、その慎重さは当然。
「結婚出来る」のに「結婚しない」
私が言うのもなんだが、容姿はそれなりにある。空手をしているせいか、体はマッチョで、腹筋も割れている。これも補強修正され、中の上か、上の下だ。と思いたい。
性格も人からよく褒められ、誠実さがあると嬉しいお言葉をいただくことも。
収入も3✕歳なりにあり、多少の貯金はある。アマゾンで新車をワンクリックで買える余裕はある。
今自分で書いて気づいたが、私って優良物件だったんだ!!!
今、私をターゲットにしようとした女性の方々。
結婚NOナリ!結婚したくないナリ!
でござる。残念でしたねー。プー、クスクス。あ、電凸は勘弁して下さい。
なぜ結婚したくないのか?
簡単である。結婚するということが理解出来ないから。
私には本当に理解が出来ない。なぜわざわざ結婚を?とすら思っている。
もちろんこれには理由がある。
ただ、これを語るには、私の家庭を語らねばならないだろう。
あの忌々しき過去を。忘れられないあの呪縛を。あの黒いものを。
次回へ続く。