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上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです笑

上段回し蹴りで「柔道王」篠原信一を倒してみる④

ボコボコにしてやんよ!

前回の続き

大雨の中、私は篠原信一を挑発してケンカを売り、そして彼は買った。

ケンカ開始!!!

rle.hatenablog.com

ここで、私の未熟な文章力ではこの勝負を伝え切れないので、例によって絵も使った。なお相変わらず、私の絵心は皆無なのはお許し頂きたい。

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 篠原さんはとんでもない速さで、私に近づいてきた。

あっという間に私の両手を掴まれた。

瞬発力もすば抜けているが、なにより手のリーチが長過ぎる!

彼の手はまるで槍のようだ!遠い距離から捕まえられるなんて!

そんな私の焦りをよそに、

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瞬時、「ワニに引きずり込まれた」その感触が如く、私の体が引き寄せられた。

それと同時に、篠原さんが体を回して私の懐に素早く入った。

篠原さんは腰を深く落とし、私の手を無理やり上へ持ち上げる。

抵抗するどころか、上へ持ち上げられるのを感じる余地さえなかった。

もう私の体と篠原さんの体がくっついている。

懐の入り具合が異常に上手すぎる。

この速度に反応出来る格闘家はそうそうはいない!

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 私の体が持ち上げられ、篠原さんの背中にへばりつく。

篠原さんは腰を深く落としたまま、足を伸ばすと同時に手を引っ張る!

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私の体は宙を舞っていた。

一瞬の重力感喪失にさえ襲われた。

これが「柔道王」篠原信一の背負投げ!

信じられない程の引き込み。タイミング。剛力。

なんて強さだ!!

これをモロに食らったら、恐らく一撃で私は終わる!

私がそう認識した直後、私の目に地面が見えた。

私の体は地面に叩きつけー。

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られなかった。

マンガよろしく、私は空を飛んでいた。

スーパーマンってこんな感じで空を飛んでいたんだな。

ちょっとした浮遊時間を堪能した後、私は上手く回転して受け身をとった。

私はすぐさま立ち上がり、篠原さんと向かい合った。

篠原さんは絶句している。

当然だろう。これまで百発百中の背負投げが不発に終わったのだ。

はっとした篠原さんは空を見上げる。大雨が彼の顔を強かに打ってくる。

「なぜ背負投げが失敗したのか、その理由が判明した。」

そう言いたげに、篠原さんが憤怒の表情で私を睨みつけてくる。

私はほくそ笑んだ。

私の策略に物の見事にハマってくれたのだと。

私は挑発する。

「どうした、篠原さんよ?俺を投げるんじゃなかったのかい?それとも、私を抱き寄せたかったのかい?だとしたらNO THANK YOUだ。」

私はふざけてこの顔をする。

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ブチッ。

この擬音が聞こえた気がする。実際、完全に彼はキレていた。

篠原信一の怒りの咆号が、公園中に響き渡る。

「貴様、謀ったな!!!この大雨、泥のようにぬかるんだ土、

ものすっごい滑るよ!!!

めっちゃ滑るよ!!!

ヌルっとして投げられないよ!!!

彼の殺気をはらんだ怒りを私は涼しく受け流した。

そして訳も分からず叱られた子を諭すかのように、

「おやおや、柔道王たるあんたらしくないセリフだなぁ。

いいかい、大雨?泥のようにぬかるんだ土?ものすごい滑る?

あんたはケンカするのに場所を選ぶのかい?

「ボク怒った!ケンカする!でも畳の上で戦いたい!」と言うのかい?

うわあー、恥ずかしいでちゅーね。俺なら恥ずかしくて腹切ってるわー。

途端、篠原さんは黙りこんだ。ぐうの音も出ない顔をしている。

数十秒間の沈黙後、篠原さんはボソッと呟いた。死の宣告のように。

「なら、本気で行くか。投げない柔道というものを見せてやる。」

来た。

私はこれを待っていた。この闘志を。殺気を。恐怖を。

篠原信一が私を「狩る獲物」として、完全にすわった目で睨んでいる。

あまりにもの目力の強さに私の金の玉袋が瞬時に縮み上がる。

だが。

それが超気持ちいい。

これだ。の隣り合わせ。人間として極限の緊張感。

「死ぬ」レベルで追いつめられると、生への執着感と異様な興奮感が、私の頭を、体を埋め尽くす。

脳内伝達物質のβエンドルフィンが異常分泌し、極度の快感を生み出す。

私は完全に人間として壊れた顔をし、こう叫んだ。

「さぁ、篠原信一、このケンカを楽しもうぜ!!!」

 

続く。

 

文字数1653文字

所有時間2時間41分