上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

未亡人という、悲しみを背負った気高き一輪の花

「未亡人」。

 

文字通り、夫に先立たれ、再婚していない女性のことを指す。

 

そして私はこの言葉に、得も知れぬ背徳感とエロス感を感じてしまう。恐らく、死別した夫への義理と世間体、それとは裏腹に悲劇が故に醸し出す妖艶さと熟れた肉体、このアンバランスが、我々男たちを誘惑してしまう。

 

えっ、それはアキオだけだって?

 

はい。そうですね。認めます。そりゃ認めますよ。未亡人は愛すべき夫に先立たれ、悲しみをこらえながら今日も生きる、そんな圧倒的現実にエロスを感じるのは、自分でも不謹慎どころが論理的におかしいと思う。

 

例えば、あの名作未亡人漫画「めぞん一刻」とかに出てくる音無響子さんとか、現実には存在しな二次元キャラだったら、ムフフッとピーな妄想が出来る。

 

f:id:RlE:20161129164746p:plain

 あるいはAV女優によくある企画物の、設定上の未亡人で、「・・・ふぅ。」状態になってもいい。ついでに、どうしてAV女優の未亡人役で、黒パンストを履く決まりがあるのだろうか?

 

そして、現実に存在する未亡人は無理。私には重すぎる。未亡人の、悲しみに今も打ちひしがれている姿を見て、欲情を覚えるのはちょっとないです。例え、どんなに美人であっても、私的にはアウトです。

 

では、今回は「じゃあ、何のために書いたんだよ!」とお叱りをいただくかもしれない。しかし、今回のテーマは「未亡人のすばらs・・・」いや、「未亡人を題材にした文章」が、私的にはあまりにも逸脱だったので、衝動的に転載という形で載せた。

 

私は普段から文章力を磨くことを意識している。そんな私が「負けた。」と思わせる程、非常にレベルが高い文章をたまたまネットのニコニコ大百科で見つけた。

 

題材がアレなので、ここからは先は大人のユーモアが通じる方のみご拝読いただければと思う。未亡人本人からしたら、面白くもないかもしれないが、これもあくまでも逸脱した文章力の例題として、ご容赦いただければと思う。恐らく、これ程の文章を書ける方は多くはないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

未亡人。

 

なんとなく艶めいた響きを持つ単語であり、同時にその立場からか、公に語ることが躊躇われる属性のひとつでもある。

 

 

…だが、それがどうした?

 

 

諸君 私は未亡人が好きだ
諸君 私は未亡人が好きだ
諸君 私は未亡人が大好きだ

 

喪服姿が好きだ エプロン姿が好きだ 孤独に耐える姿が好きだ デレツンが好きだ 漂う色香が好きだ


我が子に見せる笑顔が好きだ 懸命に生きる姿が好きだ 悲しげな表情が好きだ 熟れた身体が好きだ

 

斎場で 自宅で 墓前で 職場で 買い物先で 戦場で ベッドで 布団で 思い出の場所で 現在と過去の狭間で

 

この二次元に存在する ありとあらゆる魅惑の未亡人が大好きだ

好奇の目に晒され あの人の凛とした態度が かえって心に不安をかき立てるのが好きだ
普段は穏やかな微笑を浮かべているあの人が 人知れずぼろぼろと涙を零している時など 心が騒ぐ
小娘には真似出来ない大人の色香が 露出の少ない普段着に隠されているのが好きだ 


口説き文句を並べて 燃えさかる熱情にまかせて飛び出してきた恋心を 

 

あの人のセビア色の写真の笑顔をなぎ倒した時など 胸に穴が開くような気持ちだった

 

葬儀に参列した弔問客のひそひそ話が 孤独な心を蹂躙するのが好きだ
無我夢中の若人が 目からハイライトが消えた未亡人を 何度も何度も致している様など感動すら覚える

 

世間の目を気にするあの人を デートに連れ出していく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ幼子が あの人の差し伸べた腕に抱かれ 服を押し上げるマシュマロおっぱいに埋もれ すやすやと眠りに落ちるのも最高だ
 
思い出にすがる未亡人が お決まりの台詞で健気にもお断りしてきたのを
「あの人の存在ごとあなたを愛します」の言葉が 涙腺ごと別離フラグを粉砕した時など絶頂すら覚える

 

ゲス男の言葉責めに滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった貞操が蹂躙され 心ごと犯され壊されていく様は とてもとても悲しいものだ

 

もういない過去の幻影に押し潰されて 嫉妬に狂うのが好きだ
世間体と自己嫌悪に追いまわされ 地べたを這い回るのは 屈辱の極みだ


諸君 私は未亡人攻略を 地獄の様な未亡人に徹底攻略を望んでいる
諸君 私に付き従う未亡人属性持ち諸君 君達は一体何を望んでいる?

 

更なる未亡人を望むか?
情け容赦のない エロゲの様な陵辱を望むか?
真心言葉の限りを尽くし 過去と未来をまとめて愛す 甘く切ないハッピーエンドを望むか?

 

「未亡人!! 未亡人!! 未亡人!! 」

 

よろしい ならば攻略だ

我々は満身の決意をこめて 今まさにダンプカーの前に飛び出さんとする武田鉄矢
だが この暗い闇の底で 半世紀もの間堪え続けてきた我々に ただの攻略ではもはや足りない!!

 

大攻略を!! 一心不乱の大攻略を!!

 

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ未亡人属性持ちにすぎない
だが諸君は 一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で総萌力100万と1人の軍集団となる

 

我々に不謹慎のレッテルを貼り 小娘にうつつを抜かしている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで 引きずり降ろし 眼を開けさせ 思い出させよう

連中に 大人の色香を思い知らせてやる
連中に 我々の覚悟の程を思い知らせてやる

過去と未来のはざまには 安易な萌え記号では思いもよらない属性があることを思い出させてやる


一千人の未亡人属性持ちの戦闘団で 世界を萌やし尽くしてやる

 

「最後の大隊 大隊指揮官より 全空中艦隊へ」
第二次未亡人攻略作戦 状況を開始せよ

 

墓参りに征くぞ 諸君

 

 

 

以上、転載でした。

 

正直、私から見ても不謹慎そのものだが、文章力はお見事。思わず引き込まれた。エロスと母性と孤独さといった本質を捉えた文章、ユーモアもある文章、そして最後に「墓参りに征くぞ 諸君」で、決して悪ふざけで書いてはいない自重性。

 

私も、いつかこのような文章力を持ちたいと思った今日。

 

オチとして

 

先程紹介した未亡人漫画「めぞん一刻」の、「あなた(先立った夫)もひっくるめて、響子さん(未亡人)をもらいます」の名言は、今でも私の心に深く沈んでいる。

f:id:RlE:20161129171500j:plain

私もこんな名言をいつか書きたいものだ。

 

以上ー!

 

所要時間42分

文字数2567文字