上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

バレンタインデー。それは漢たちが魂の底から泣き叫ぶ日。前編

今年もバレンタイデーがやってきた。正確に言えば、この記事を書いている時点でもう終わった行事。

 

結論から言おう。私は毎年、毎年、バレンタインデーにおびえている。2月14日が近づく度に、底なしの不安と闇が私を襲い、布団の中でガクガク震える。

 

漢たちならご理解いただけるだろうが、バレンタイデーは文字通り、公開処刑。女たちが男の容姿を見定め、勝手に格付け、目に見える形で、漢たちの尊厳や自信をズタズタに引き裂いていく。

 

「今日はバレンタインデーだから!」といった空気で「アナタ、イケメン!テメェ、ブサメン!」といった、漢たちにとっては悪夢以外の何でもない差別が許される日。

 

あんな黒い塊が、100円も出せば買えるクソ安い駄菓子が、漢たちにとっては死神、疫病神、疫病神となり得る恐ろしい存在となるのだ!ああ!ああ!

 

そして私の会社では、今年も漢たちの神経が非常に高ぶり、男性社員一人一人が、人間たちに虐待された野良犬のような眼になるのである。

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 美男美女にしか許されない行事。ブサイク、デブ、チビ、ハゲはお呼びではない。むしろ参加禁止さえされる。どんなにお金を積んでも、参加する権利さえ得られないのである。

 

そして私の会社で、私が所属するチームの男女比率は3:7。女性たちが団結という数の暴力で支配しがちなチーム。なお、その7割の女性で半数が、ほぼ異性恋愛経験ゼロのバージン、いや、錆びた鉄の処女だということも付け加えておきたい。

 

私が「うわー、美人だなー。」と認める女性は二人か三人。残りの女性は「チェンジで!」レベル。もちろん、その言葉を口に出さない。女性陣から袋叩きされ、トイレの洋式便器に首を突っ込んで生涯を終えたくない。

 

振り返って、男たちは3割といった少数もあるが、いわゆる「イケメン」に屬する人はいない。ゼロである。無そのものである。男たち全員がフツメン以下、ブサメンがほとんど。

 

アタイが女だったとしたら、「てめぇに開くアワビ貝はねぇ!!!」と中指を突き立てるレベルだろうか。それくらいひどい。不作。飢えに苦しむ農民レベルである。

 

さて、カンの鋭い読者は気づいたのかもしれない。

 

ああ、これも結論から書いてしまおう。

 

バレンタインデー。これにブサメン男性社員たちがマジ切れし、女性陣(半数が処女)も逆切れし、非常に醜くて虚しい大戦争を引き起こし、A主任と私が巻き込まれ、チーム全員がバッドエンドで終わってしまったお話である。なお、これは数年前の話になる。

 

簡単に書こう。

 

「あーあー、今年もバレンタインデーか。男性社員にチョコあげるのめんどくせー。」「そうそう、選ぶのも買うのもアタシ達だしー。」「あげたらあげたで変に好感を持たれるのうざいしー。」「分かる!分かる!男たちは義理と本命が分かんないよねー笑」「てか、義務であげるのやめない?」「うんうん!」「アタシ達だって渡す人は選びたいしさー。」「そうそう!」「これも男女平等の流れだよねー!」「「「「「ねー!」」」」」

 

みたいなノリで女性陣(半数が処女)が団結し、モテ社員にチョコが集中し、ブサ社員には「オメーにはあげねーよ!」状態。

 

こんなノリが毎年毎年繰り返され、最初は我慢していたブサメン男性社員たちが限界に達し、マジ切れ。

 

これに対して女性陣(半数が処女)は、「チョコをあげるのは個人の自由。自分がモテないからといって文句を言うのはやめて!」と逆切れ。

 

こうして血で血を洗う、国会議員顔負けの罵り合いが開幕。

 

上司であるA主任と、先輩である私は仲裁する立場に回され、渋々と両陣を説得するも、怒りの矛先がなぜか私に向けられた。

 

というか、あるブサメン男性社員が私を名指しし、「アキトさんには、俺たちの気持ちが分からないんだ!」と言い出し、私は戦場で後ろから味方に撃たれる状態に。

 

A主任は「我関セズ」顔を決め込んで、女性陣も「我関セズ」顔。えー。

 

私は次第にイラつきを抑えきれず、「他人にあれこれと求める前に、まずは自分を磨いて求められる人になろうよ!」と本音を出してしまい、それがブサメン男性社員達の怒りにガソリンを注ぎ、

 

アキトVSブサメン男性社員たち

 

と、もう訳が分からない展開に。

 

ああ、鬱だ。これ以上書く気力がない。

 

詳しくは次回の記事で書きたい。

 

以上・・・。

 

文字数1788文字

所要時間1時間33分