クララ立ったよ、私の乳首が立ったよ!
いつものように勢いで書いている。
私はどこにでもいるおじさん。アラサーでシワが気になるお年頃。男の娘にまだまだハマっている今日。
そんな私の乳首が立った。
それは唐突だった。
夜も深まり、寝る前にシャワーを浴びようと立ち上がった時だった。
不意に寒気がした。背中をそっとなでられる感覚。
昨日、大人のDMMさんを3時間鑑賞した時がガンだったのか。
最初、風邪を引いてしまったのかと錯覚した。
しかし違う。何かがおかしい。
風邪特有の鼻水やせきが全く見られない。熱もない。
私の体の違和感が最初は分からず、戸惑うだけだった。
私の体中に意識をめぐらせた。
すぐに見つかった。私の体のとある一部が原因だった。
乳首が立っていた。
いや、正確に言おう。
乳首が固くなっていた。
もっと噛み砕いて言おう。
乳首が一つの生命になったかのように、敏感になっていた。
私は困惑した。
こんなことは初めて・・・、いや、前にもあった気がする。
何を血迷ったのか、真夜中の淫夢だったのか、誰もいない一人きりの部屋の中だったのか。
気がつけば私は自分の左乳首を指でつまんでいた。
電撃が走った。
とまではいかなかったけど、
妖精さんに小さくキスされた。
ぞわぞわしてしまった。小さく震えてしまった。気持ちよくなってしまった。
初めての体験、背徳な気持ちに興奮してしまった私は。
右乳首もつまんでみた。
やはり気持ちよかった。
こんなことは初めてだ。
3✕歳になって、新しい性の喜びを得るなんて!
気がつけば、自分の乳首を夢中になっていじっていた。
指でそっとなぞったり、
奥へと押し出したり、
逆に引っ張り出したり、
またのの字で書いたり、
私はこの快感にすっかり酔いしれていた。
多分、私はメスの顔になっていたと思う。
私の乳首は敏感になりすぎていて、扇風機の風を当てるとまた気持ちよかった。
でもこの時間は長く続かなかった。
10分もたたなかったと思う。
私の乳首の気持ちよさは除々に消えていった。
いくらつまんでも、なぞっても、押し出しても、うんともすんとも反応しなくなっていった。
ふと我に帰り、
「何やってんねん!」
と急に恥ずかしくなり、慌ててシャワーを浴びた。
あれ以来、私は待っている。
乳首が敏感モードになるのを。
クララという名の私の乳首が再び立ち上がるのを、私は今か今かと心待ちにしている。
以上ー!
文字数968文字
所要時間18分