上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

「大魔神」の来襲

空手を習い始めて、かれこれ四ヶ月の頃だった。あの頃は真冬で、人肌がとにかく恋しく、月1回の風俗店通いを月2回に増やしたのが、妙に記憶に残っている。

 

空手で鍛えた突きで、風俗嬢の神秘なる場所を、激しくツキまく・・・、さすがにこれ以上はいけない。自省。

 

ともかく、道場に通う度にまた一つ強くなっているのを実感していた時期だった。ドラクエに例えるなら、「おっ、もうレベル6に上がったか。この前はレベル5だったのに。」といった感じで。

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この調子で行けば一ヶ月後には、レベル8か9、いや、「レベル10」と二桁台いっちゃうかも?クククッ・・・ケケケッ!!

と一人ほくそ笑んでたら、道場生(中一の子)に目撃され、その日のスパーリングで、事故に見せかけて道場生を消そうと思ったのは内緒だ。

 

そんな砂城のような、根拠が全くない意味不明な自信から、あの頃は私は自惚れていたと思う。

俺は強いんだ!一般人とケンカになっても俺は勝てるんだ!ザコはザコらしくしてたまへ!といった感じで。

そんな私の中二病にも近い自惚れは、ある日突然、ごく自然に木っ端微塵に打ち砕かれた。あの大魔神の来襲で。

 

私が通っている道場には、私より弱そうな子ども、JKなどが主な生徒である。小学生クラスもあるが、私はロリコンではないので、スルーしている。

ただ、お子さんの迎えに来た人妻の生活臭じみた服装を見ていると、ムラっとくる時もあるが、自省。

 

と、道場の生徒たちはこんな感じだが、たまにいる。「空手バカ」が。

私が「空手バカ」と認めたというか、思わされたのはM先生。準指導員のI先輩。そしてこの大魔神

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※あくまでもイメージ写真です。実際したら事件レベルじゃないです。

 

最初にその「大魔神」の姿をご拝見した時、「無理。勝てるわけ無い。」と瞬時に犬のように転がりながらお腹を差し出そうとした程だ。例えるなら、街中で偶然、Kー1などプロ格闘家と遭遇した感じだろう。

大魔神」の身長は182cm、体重は85キロとかなり恵まれた体格をしており、プロ野球選手といわれたら信じる程である。

それでいてルックスは今時の爽やか風で、顔立ちは整っていた。私はここで初めて殺意を持った。

しかし「県大会で何回か準優勝」と聞いて、肩書に弱い私のチンコがちょっとチビってしまった。悔しい!プンプンである。

そして極めつけが「黒帯」。そう、初段で、空手で言えばプロレベルとなる。

体格に恵まれた者が、極限まで努力し、黒帯クラスにまで上り詰めた。しかも20代の若さで。

 

「本当に強すぎる空手家」

 

その実力を肌で感じたくなった私は、初対面の「大魔神」にご挨拶。そしてスパーリングを申し出た。自分でも無謀と分かっているが、強い人と一回戦ってみたい。私だって男だ。私のおチンチンは平均サイズよりやや下だが。

もちろん「私白帯ネ!アナタ黒帯ダカラ手加減シテヨネ!」

とエセ外国人風にしっかりと釘を刺しておくのも忘れなかった。私は自分でも気持ちいい小物だと自負すらする。

 

そして「大魔神」とのスパーリング後、一時期は本気で退会を考えた。