上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

空手やってよかったこと、悪かったことを書いていくよ

すっかり「上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ」が名前倒れしつつある今日。いけない。初心を忘れてはいけない。空手の素晴らしさを伝える役目を全うしたい。ということで、今回は空手をやってよかったこと、悪かったことを書きたい。空手のみならず、格闘技の経験がない方、または興味がある方にとって、参考になれば幸いである。

 

※追記 私の場合はフルコンタクト空手(ボコボコにする方)です。空手にも伝統派など色々あります。ただ言えるのは、空手は総じて「すごい!」格闘技です。ブックマークのコメントにて気付かされました。ご指摘ありがとうございました!m(_ _)m

 

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度胸が身についた

 

空手は当然格闘技。稽古でボコボコにされる。稽古ならともかく、試合は今でもガチで怖い。黒帯レベルとなると、基本的に素手で、グローブとかヘッドギアはなしで、ガチで殴り蹴り合う。例えるなら金属バッドでお互いボコボコし合うようなもの。このキチガイさを乗り切った人は、度胸が桁外れにすごい。例えるなら、ナイフや銃を持った兵士とかにもビビらずに立ち向かえる程。もちろん、私は逃げる。

 

タフになった

 

空手は基本的にボコボコにされる格闘技。私自身、黒帯レベルの方に何回もボコボコにされた。あばら骨を殴られてヒビが入り、太ももを蹴られて階段を登る度に激痛が走る程。そのボコボコを今日も耐えている私。前ならちょっと腹パンされただけで「痛い!痛い!救急車呼んで!」と喚いていたが、今は「物足りねぇよ!もっとだ!もっとくれ!」とマゾになっているレベル。もちろん、人間として確実におかしくなっている。

 

周りにビビられる

 

組合や試合などでボコボコされ、またはボコボコしている。そのせいか、妙にケンカ慣れしてしまい、闘気やら威圧感やらが勝手に身についてしまった。コレホシクナカッタ。更に私の体は一応大きいのも加わって、道とかで見知らぬ人と目が合うと、視線をそらされる。男なら「けっ、カスが。」と強がれるが、女性に目をそらされると地道に傷つく。きっつー。

 

スタミナがついた

 

空手の稽古は、非常に有酸素運動。全身を長時間、全力でこき使う。特にミットを相手に2分間の全力ラッシュは地獄。とにかく休まず突く、蹴る。少しでも勢いが落ちたら「こらっ!もっと気合を入れなさい!」と容赦なく叱られる。競馬とかで、もういっぱいいっぱいなのに、ラストスパートとかでお尻にムチを打たれる馬さんの気持ちがよく分かる程。そのおかげか、10~20キロのランニングが楽々出来るようになった。もっとも夜の運動のスタミナはすぐ切れやすいが(アメリカンジョーク)

 

スタイルがよくなった

 

空手を始める前は、まぁそこそこな体型をしていた。しかし空手の地獄の稽古を経て、体のスタイルが急によくなり、胸板は厚くなり、肩幅は広がり、腹筋がしっかり割れ、海とかで女性がガン見しそうな体型を維持出来ている。しかし問題が一つ。ホ◯さんにモテるようになってしまった。私の菊の門が危険にさらされている。アッー!にビビっている。

 

壁を素手で殴らないと不安になってしまった

 

これは空手をやっている方にしか分からない感覚かもしれないが、常に壁を殴って、拳の硬さを保たないと、すぐに柔らかくなってしまう!という謎の脅迫概念に襲われてしまう。空手の稽古にいけない日々が続くと、「やべっ!拳が柔らかくなる!」と焦り、深夜に人気がない場所でコンクリートなどの壁を、20~30%のパワーで殴って、骨の硬さを保ってしまう。もちろん、挙動不審者そのものなので、常にスリリングな思いをしている。ヒュ~!

 

ストレス耐性が強くなった

 

空手の試合は怖い。基本的にノーガードで金属バッドの殴り合いがデフォルト。もちろん私だって怖い。試合の日が近づく度に、何回も国外逃亡を考えた程。そんなストレスに耐え続けたせいか、ストレス耐性が強くなった。今なら「アキオのハゲ!ブサイク!おっさん臭いんだよ!」と直接悪口を言われ続けても、普通に我慢できる。もちろん限度を超えたら、相手の顔面に正拳突きを叩き込むが^^

 

礼儀正しくなった

 

空手特有の礼儀に対する厳しさからか、誰に対しても礼儀正しく接する習慣が身についた。特に私がピンと背筋を正す姿勢が良いらしく、「アキオは礼儀正しい」イメージが定着しているらしい。無論、「よしっ、こうやってポイントを稼いでチヤホヤされていこう。ぐへへっ。」という計算高さも頭に入っている。そんな私大好き!

 

理不尽な暴力に立ち向かえるようになった

 

空手をやって一番よかったこと。たとえばチンピラとかに絡まれ、ケンカを売られた時。以前の私だったら「すみません!うちには今度産まれてくる子がいるんです!」と即座土下座し、相手の靴をペロペロなめていたと思う。しかし今は、「ああ?ブッ◯すぞ!ゴルァ!」とバーサーカーばりに相手に噛み付く。それ程の強さ、度胸を私は身につけた。もちろん、会社の上司とか、お偉いさんにはペコペコするが。そんな私も大好き!

 

いざとなればボコればOK思考になった

 

これが一番悪かったこと。会社の上司とかに叱られた時、「まぁ、いざとなったら上段回し蹴りで再起不能にすればいいか。」という訳分からない思考が出来てしまった。空手の稽古で、上段回し蹴りや正拳突き等でボコボコにされる恐怖に慣れ切ったせいか、今更叱られるなんて恐怖にならない。むしろ、「とりあえずボコボコしとけばOK!」という謎の安心感が出てしまっている。もちろん、本当にやったら警察のお世話になるので、注意を!

 

以上が、私なりの、空手をやってよかったこと、悪かったこと。少しでも参考になれば嬉しい。もちろん、空手は格闘技。そして格闘技は究極的には暴力。私が空手で得た暴力を脅迫や威圧などの負の面で使いたくない。せっかく鍛え上げた拳。どうせなら正しいことに使いたい。理不尽な思いを耐えたり、大切な人を守るために使いたい。ちょっと青臭いが。

 

でも時々、会社で「アキオくーん、今日残業できるー?」と無茶振りされた時は、この顔をしてしまう。無条件に顔に出てしまう。

 

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わ、私は悪くない!!!空手が悪いんや!!!

 

以上ー!

 

文字数2545文字

所要時間1時間17分