上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

風俗嬢の男の娘のあの子の一重まぶたに恋したおじさんの私のお話 その①

私はどこにでもいるおじさん。ごく普通のサラリーマン。無理やり出世させられた以外は。今年で3✕歳と、情熱を徐々に弱らせ、人生の切なさと深さを感じつつある、そんなお年頃。

年をとり、代わり映えしない日常生活を何年も繰り返し、繰り返し、毒が体中にまわるように、私の心は徐々に色を失いつつあった。鮮やかな虹色のような宝石から、暖炉で燃え尽きて役目を終えた真っ白な薪になるように。

こんな私が恋をした。恋をしてしまった。夢中になってしまった。今、この記事を書いている瞬間も、あの子にときめいてしまっている。男の娘のあの子に。

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四捨五入すれば十年ぶり。少年の時に誰もが抱いたであろう、ゆっくりと息絶えるかのように忘れつつあった、人間の最もたる原初で、激しく、儚く、熱い感情である「恋」を不死鳥の如く蘇らせてくれた。

もうタイトルから分かるように、風俗の男の娘専門店の泡姫(?)に、私は恋した。あの子の一重まぶたにKOされた。あの子の鋭くもどこか弱気そうな瞳に夢中になった。現在進行形で。

男の娘のあの子に初めて会ったのが、11月。秋の終わりとも言え、冬の始まりとも言えた、そんな中途半端な季節の頃。

いつものように、愛用のPCで「男の娘 黒髪 検索」でネット上に散らばる画像を保存し終え、生娘の生足をねぶるかのように、じっくりと鑑賞していた。

デスクトップ上の「新しいフォルダー」(男の娘秘蔵コレクション 1ギガ以上)で、私のおっきしたエクスカリバーを静め、聖なる白い布で事後処理を終えた直後だった。

「俺なにやってんだ・・・」と激しい自己嫌悪に陥り、このまま生涯を終えたくないと本能的に危機感を持った私は、とりあえず男の娘を抱こうと決めた。この時点でツッコミが入るかもしれないが、少し待ってほしい。

勘違いしないでほしい。こう見えて私は真面目だ。雑食系ではない。いくら男の娘魂の持ち主とはいえ、女装さえしていれば誰でもOK!の思考ではない。私にだって好みのタイプはある。

私の好みのタイプといえば、「進撃の巨人」の登場キャラクターのリヴァイ兵長だ。頭おかCー強さは置いといて、人を威圧させる姿勢、どんよりとしたまぶた、攻めた短髪、小柄さ、無駄を一切省き引き締まった体、お尻をビンタしたらメスの顔になってくれそうな感じ。これが私にはたまらない。どストライクだ。「リヴァイ 受け 同人誌」で検索するレベルだ。

もちろん彼は二次元キャラクターだ。現実世界には存在せず、あくまでも漫画に登場するキャラクターだ。私は決して空想と現実をごちゃ混ぜにはしない。しっかりと線引をしている。

と思っていたら。

見つけた。見つけちゃったよ。おいおい。いやいやマジでwww

私自身が驚いた程だ。風俗情報サイトで、見つけた時は運命すら感じた。

小生意気そうな一重まぶた、中性的なショートカット、かなり小柄な体、ひどく細い腕、反面的に育っているお尻、弱気を隠して精一杯強がっていそうな態度。これだけでもハイスペックなのに、とどめが十代。ティーン。ピチピチ。ヤングキングオブヤング。

だめだ。やられた。私のハートはショットガンで打ち砕かれた。もう何も考えられない。私の思考は麻痺した。私は考えるのをやめた。

気がついた時、私は予約していた。アマゾンでワンクリックでポチる感じで。ついでに言えば、私のズボンは見事にテントを張っていた。

明後日◯時で予約完了出来た時は、私は最初は信じられず、しかし何回も予約完了メールを眺めているうちに、

「うわぁ。夢じゃないんだ。本当に会えるんだ。抱けるんだ。うわぁ、頑張ろう。」

と両手で顔を覆い、部屋を転がった。乙女のように赤面して。恐らく、親が見たら確実に泣き崩れると思う。部下が見たら確実に見下されると思う。はてなブログのブックマークで叩かれると思う。

でも仕方ない。

 

私は男の娘が大好きなんだ!!!

魂レベルで愛してるんだ!!!

ホモ野郎と軽蔑されてもいいんだ!!!

この気持は誰にも否定させない!!!

たとえ茨の十字架を背負わされてもだ!!!

 

こうして、私は明後日にあの子と初めて会うことになった。

 

以上ー。続く。

 

文字数1702文字

所要時間56分