上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

上段回し蹴りで「百獣の王」武井壮を倒してみる①

前回書いた私の記事が、ある読者ブロガー様の記事に言及された。

ayayuito-japan2012401.hatenablog.com

私の記事が言及された嬉しさのあまり、思わずベッドの中に潜り込み、枕に顔をうずめ、頬をすり寄せ、「えへへっ、僕の記事が言及されちゃったー」と嬉し恥ずかしのジタバタをした。なお、私は今年で3✕歳。

自分でもガチキモいネタは置いといて、この記事を読んだ私はふと、「そういえば自分の上段回し蹴りはどこまで通用するんだろう」という思いに駆られた。

 そもそも上段回し蹴りとは何か?

簡単に言うと、脚を顔面に叩き込む、いわゆるハイキックである。

格闘技によっては呼び方は違うが、ここでは空手流に則って、上段回し蹴りで書きたいと思う。

上段回し蹴りは格闘技の華とされ、KO(一撃で倒す)確率が高い、見た目がカッコよくて豪快な技とされている。

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上段回し蹴りには柔軟さが最重要

男なら一回は試してみていると思うが、基本的に上段回し蹴りは脚、特に股関節が柔らかくないと、相手の顔面に届きにくい。よくて肩までだと思う。

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この画像のように股関節を柔らかくしないと、相手の顔面に届かない。

それに加え、バネなどの筋力も必要となる。ヒンズースクワットを軽々100回出来るくらいの筋力が必要になってくる。

上段回し蹴りは一見派手そうに見えて、実は習得が難しいのである。

上段回し蹴りの威力は?

タイミングにもよるが、もし最高のタイミングで上段回し蹴りを顔面にもらったとしたら、まず記憶が一瞬飛ぶ。

映画のとあるコマを抜き取り、空いた前後の部分を無理やり繋ぎ合わせた。

そんな感覚だろうか。

痛い!という感覚よりも、記憶が飛ぶ感覚。

それ程の威力を、上段回し蹴りは秘めているのである。

そもそも、足の力は手の3倍とよく言われている。

それに加え、目やあごや脳などといった、人体にとって特に弱い部分、KOされやすい急所が顔面に集中している。

腹への攻撃は踏ん張りさえすれば、比較的耐えることが出来るが、よほどタフで骨格が太くない限り、頭部への攻撃はたったの1回でKO出来てしまう可能性がある。

試合ならその時点で試合終了、ケンカなら致命傷である。

そんな上段回し蹴りは実は使いにくい

意外に思われるのかもしれないが、上段回し蹴りは使いにくい。

というよりも使うタイミングがシビアなのだ。

上段回し蹴りがヒットする最低限として、

・相手の顔面ががら空き

・上段回し蹴りを放つ距離にいる

・すぐにでも蹴れる

この3つが揃わないといけない。

そうでなくても、上段回し蹴りをもらう相手からしたら何としても防ぎたい。

だって痛い!とかじゃなくて、記憶が飛ぶもん。そりゃ必死になるわ。

なので、もし相手に常に顔面を防御されたり避けられたら、まず効かない。

当たらなければどうということはない!

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というやつである。(シ◯ア風に決めて)

どんなに威力があり、どんなに苛烈であっても、相手へ当たらない限り、攻撃として成立しないのだから。

あなたでも上段回し蹴りのタイミングを見切れる!

上段回し蹴りは強力な攻撃。そのため、出すタイミングが分かりやすい。

 極端な話、相手との距離が空いたり、手が動き出したら、

「あっ、これは上段回し蹴り来るわー」

予測出来るのである。

まして空手をやり込み、何回か上段回し蹴りをもらった経験がある方なら、より予測しやすいのである。

ここは「ドラゴンボール」の孫悟空かめはめ波が分かりやすいだろう。

基本的に、かめはめ波を放つには時間がかかる。

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腰を深く落とし、両手を後ろにボールを握るようにして構える。

そして、「はぁぁぁ~~~~~」と気合を溜める。

気合がMAXに達したら、ビームのような凄まじい高エネルギーを相手に叩き込む。

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その所有時間を4~5秒としよう。

そんなん時間があったら、誰でも見切れるがな!

私だったら、「かぁ~めぇ~はぁ~めぇ~、ってちょ、グハッ!」といちいち待たずに、攻撃を叩き込む。

それだけでかめはめ波を防げるし、逆に攻撃をしかけられるチャンスにもなる。

なのに「ドラゴンボール」の人たちは、律儀にかめはめ波を待ってくれている。何かプロレスのような暗黙のルールでもあるのだろうか。謎である。

かめはめ波という極端まではいかないが、時間がかかり、分かりやすい意味では上段回し蹴りもそうである。

そんな私の上段回し蹴りは?

結論から言うと、使えるには使える。一応私の体は柔らかいし、バネもある。

タイミングを掴むのが難しいが、もし上手くタイミングを掴み、いい感じで上段回し蹴りを当てれれば、相手をKO出来る可能性があるにはある。

実際、稽古で何回か相手に当てて、相手を大きくぐらつかせたり、ストップさせたりしたことがある。

さすがに試合で上段回し蹴りでKOを決めた経験はないが。もし上段回し蹴りでKOを決めた知り合いがいたら、その人には絶対ケンカを売らない方がいい。

「上段回し蹴りが上手い=KO出来る確率が高い」からである。

そんな私の上段回し蹴りは上手い方ではない。ぜいぜい中だろう。

当たればラッキーみたいなやつである。

私の上段回し蹴りはどこまで通用するか?

前置きが大変長くなったが、私の上段回し蹴りはどこまで通用するか?

これが気になった私は、早速脳内でシミュレーションしてみた。

マンガの刃牙風にいえば、動物とのイメージバトルというやつである。

そんなイメージバトルの相手としてふさわしい方、そう、「百獣の王」こと武井壮さんである。

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私は武井壮さんにケンカを売った。(私の脳内で)

 

続く。