はてなブログで、「負そのもの」を詰め込み、「人から愛される」ブログを、私は他に知らない
今、私がすごく気になっているブログがある。
はてなブロガーならご存知かもしれないが、もはや生ける伝説ブロガーこと、フミコ・フミオさんと、「今日はヒトデ祭りだぞ!」で有名なヒトデさんのような、大物ブロガーさんが出現した。
私が夢中になり、早く続きが読みたい!と思わせるブログ。
「警察官クビになってからブログ」のハルオさんである。
私が勝手に紹介してもいいのか分からないが、どうしても「このブログすごいよ!」と読者の皆さんにお伝えしたいという、謎の使命感に駆られた。
縁もゆかりもない、全くもって他人である私が勝手に言及して、ハルオさん本人には誠に申し訳ない限りだが、それでも言及したい程、非常に魅力的なブログ。
と、ここで「このブロガー誰?」と思う方々がおられるかもしれないので、一言で説明させていただきたい。
「警察をクビになり、会社をクビになり、体を壊し、家族から絶縁された、そんな壮絶な人生のブログ。」
私自身、最初は「絶対作り話だ!」と疑ってしまった程、信じられないレベルで壮絶な人生を送ってこられた、そんなブログである。
読めば読む程、シュールな絵と救いようのない話が相まって、ものすごく引きつけられる。目が離せない。毎日PCでチェックしている。
こんな話や、
あんな話や、
そんな話や、
とどめがこの話。
「もういいんだ!休めっ・・・!」と私が泣いてハルオさんを抱きしめたくなる。
暴力、挫折、貧困、浮気、社畜、不幸、あらゆる負を一つの箱に無理やり詰め込んでおり、「救いようがない。」のが私の本音。
私自身、前の会社では営業職をやっていた。しかし、その営業職がブラック企業そのもので狂っており、「営業成績」を巡って同僚で殴り合い寸前に発展すらしていた。
そんな私の前会社をブラック企業だとしたら、ハルオさんの会社はブラックホール企業。
私の人生経験が薄っぺらく感じる程、ハルオさんの人生経験が壮絶。
特に死後清掃や、営業で警察を呼ばれた話が、壮絶すぎる。
ハルオさんのブログを通じて、ハルオさん本来の人の良さ、誠実さ、卑屈さ、そして文章からにじみ出る「私の人生はクソ人生」オーラが、私の心臓を締め付ける。言葉を失う。
そんなハルオさん自身の人生経験を元に書かれたブログが、
累計1000000PV
読者数1476人
更には書籍化
といった、人間離れした結果を出している。はてなブロガーからしたら、死ぬ程羨ましがられてもおかしくない結果。プロ野球で言えば、1000万円以上の年俸をもらうレベル。
1日平均アクセス数50~100の雑魚ブロガーの私が、普通なら嫉妬のあまり、「バルス!バルス!(ラピュタの城の崩壊の呪文)」と叫ぶところを、
「すごい!おめでとうございます!」
と手放しで褒め称える程、これ程人から愛されているブログを、私は他に知らない。
ハルオさんの優しさ、頑張り、欲のなさ、謙虚さがヒシヒシと伝わってくるのが大きいのかもしれない。
最も、ハルオさん本人がどう感じられておられるかは分からないが。
しかし。それと同時に私は心配している。
もし、ご自身のブログで書きたいものを書き切り、ブログへの情熱を失ったら、フラッとこの世からいなくなってしまうのでは?
と。
この記事の、
「私は今「最期の地」をフラフラと探す旅に出ている次第です。」の一文が、私の心を非常にざわつかせる。
現に、
無への道程で、自らの人生を終えた自殺ブログと似たような、死臭さを感じ取ってしまう。
私の考え過ぎかもしれない。大きなお世話かもしれない。
ただ、私は基本的に救いようのないバッドエンドが大嫌いで、バッドエンドに終わった漫画や映画などを見て感情移入し、すごく落ち込んでしまう。私は乙女心の持ち主なんだ。文句あっか。
ハルオさんは沖縄に移住されるご予定とのことで、ハルオさん本人からしたら不快かもしれないが、こういった展開を勝手に想像してみた。
沖縄に移住し、
青く澄んで綺麗な海をただただ眺める日々を送り、
そんなある日にワンピースに麦わら帽子がよく似合う美しい女性と出会い、
お互い恋に落ち、
幾多の困難を乗り越え、
皆から祝福された結婚をし、
子どもにも恵まれ、
愛する家族と幸せな生活を送る。
「私の人生はやっと報われた」。そんなハッピーエンドを迎えて欲しい。
あれだけ頑張ったのに結局は報われない。そんなバッドエンドは私は大嫌いだ。
ダラダラと長くなってしまったが、とにかく、今後も目が離せない。
ハルオさんがやっと報われる、そんなブログ報告を私は切実に願っている。
以上ー!
文字数1994文字
所要時間1時間51分