上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

松井さんの55番と長老クンの55歳と私の体重55キロと

今日も元気いっぱいに死んだ目をして、訓練校という現代の闇の巣窟に通っている。

そんな訓練校で長老クンがおられる。

長老クンは文字通り、訓練校に1~2年のサイクルで通ってくる生徒。

常識に考えてもありえない、

高校を卒業した人が

「やっぱり青春し直したい!」

と田舎の私立高校に入り直す。

これが8回。

痛いを通り越して「目を合わせてはいけない案件」をやってのけている。

ハローワークさん、仕事はきちんとしようよ!

ご年齢は55歳と、

この変態男の娘魂野郎でも

「うわぁ」

とドン引きするレヴェル。

彼自身就職を目指す気力もそぶりもなく、

入校直後の自己紹介で

「ボクは常に学ぶことを忘れないです!(お前らの税金で寄生するからな!)」

小学生のような純粋さ、

明らかに髪がアルシンド化、

ワイシャツの上からでも分かる醜いデ太り、

財布の謎のブランド物、

そんな長老クンに抱いた第一印象が

「この人と関わりたくない」

だった。

最初、長老クンは本当に大人しかった。

紳士ですらあった。

ただ私は見抜いていた。

「この人絶対声高に叫ぶタイプ」だと。

そして長老クンは少しずつ、

しかし汚水を垂らすように、

周りの生徒を洗脳していっていた。

「そうでしょうか?私はこう思いますよ。」

あまりにも穏やかで落ち着いて自信たっぷりに述べられ、

「私の方が間違っていたかも」

と相手を錯覚させて、

キーボードとマウスを高級かつ最新版に買い換えるよう提案して、

それが教員会議で通りかけ、

私を絶望感にまた一つ導いた。

このように授業の進行を確実に遅らせ、

他の生徒も洗脳して

「そうだそうだ」

と言い出させて、

講師たちの顔を能面化させ、

一部の生徒たちは悪魔を見る目つきをしていた。

そして長老クンは急に学校にこなくなった。

私は驚き、講師にこっそり理由をきいた。

「朝起きるのが苦手」

私は学校にテロる準備を再開した。