お、オラ、これ以上取られたら会えねぇだ!!!
よくある時代劇で、悪代官にたくさんの年貢を納めることを強制され、タイトルの本文のような叫び声を上げる農民たち。
私のこの農民の気持ちが痛い程分かる。私自身、サラリーマンになりたてホヤホヤの時期、毎月の給料明細書を見ては、心の中で血の叫びをしていた。
「お、オラ、これ以上(税金を)取られたら、泡姫に会えねぇだ!!!」
そう、税金である。恐らく、昔も今も全世界の国民に嫌われる存在。疎まれ、恨まれる存在。もちろん、税金があるからこそ国が成り立ち、私たちの今の生活が営める。それでも。理屈では分かっていてでもだ。
税金取りすぎやろ!!!
私は今年で3✕歳。サラリーマン歴もそれなりになる。自分で言うのも何だが、生活には余裕がある方だと思う。私は物欲が弱いのか、車や腕時計などの高級商品にあまり関心がない。お金の使い道があまりない方で、月々の支出が割と少ない方である。後、私が独身なのも大きい。自分で言って、自分でダメージを受けているが。
しかし、これは私が30代だから言えることである。私がサラリーマンになりたてホヤホヤだった頃は、当たり前だが給料は安く、生活は割とカツカツだった。泡姫との邂逅が出来ない月は、泣きながらAVを鑑賞して、白いモノを出しまくったものだ(遠い目をして)
月の給料明細書を見ては、「ああ、この税金がなかったら!泡姫に週1回で通えたのに!ガッテム!」と給料明細書を力強く握りしめ、体を震わせたものだ。
と、ここで、サラリーマンが年にいくらか税金でとられていくのか、ご存知でない方々は多いと思う。私自身、20代の頃は全く気づかなかった。やっと気づいたのは数年前の時だった。
何故かって?そりゃ、クレジットカードみたいに目に見えない形でとられていくからやん。
スマホ本体代金8~9万円を、月の分割で支払うのと同様である。
「一括9万円は無理!でも月々4000円なら大丈夫!払える!」の理屈である。
思わず「お見事!」と痛烈な皮肉を言いたい程だ。
サラリーマンで年収300万円を例として
たとえとして、私の年収が300万円としよう。最初に言うが、この300万円全てがもらえるわけではなく、税金やらでガッツリとられる。手取りという形で240万円に減ってしまう。確か60万円はとられていたと思う。この60万円、地道にめちゃ効くわー。マジ効くわー。労働意欲を完全に削ぎ落としてくる魔物そのものである。
それでは、税金60万円がどうやって国に搾取・・・、いや、納められているのかを、私なりに簡単にざっくり書いてみた。本当に簡単でざっくりなので、あくまでも参考に捉えてクレメンス。
◯一年間(12ヶ月)でとられる税金
所得税・・・約8万円!
住民税・・・約16万円・・・!?
厚生年金保険料・・・約20万円!
健康保険料・・・約24万円!?
ギャグと思うだろ?これ本当なんだぜ?
正直、私の計算方法が間違っていると思う。だってボク素人だもん!後、私の完全な偏見かもしれないが、年収の2割が税金でとられている気がする。もし、年収が1000万やら、1億クラスになってくると、3割、4割ととられてくる税金も増えてくる。
もちろん、何も税金をガッツリとっていく国が邪悪の存在という訳ではない。悪いモンスターでもなく、魔王でもない。むしろ、私たちの税金をうまく運用してくれているからこそ、今の日本がある。
あくまでも私の見解だが、今の日本の生活は私から見ても豊かだと思う。確かに今の日本経済は衰退している。フリーターや派遣社員、シングルマザー、会社の倒産などによる失業者やホームレスなど、社会的弱者が、現進行形で増えている。
それでも。それでもだ。この日本はインフラ、教育、医療、食などの生活基準が高く、社会保障もよく、治安もいい。更には、宗教対立などによるテロ活動や、難民問題といった国際的問題に、日本があまり影響を受けていない。これミラクルラッキー。客観的に見ても、この日本は「住みやすい」国だと、私は思う。
税金さえ、ガッツリとられてなかったらな!!!
大体、健康保険料と雇用年金保険料がムカつく!私は健康体だし、まだ年金を受給出来る年でもない!
なのに毎年毎年、約40万以上もとられる。しかも年毎に増えていく。きっつーだよ!!!
国民の義務やら、将来の保険やらの理屈は分かる。分かるけどさ!
所得税や住民税などの税金より、健康保険や国民年金などの社会保険料の方が高いのはおかしいだろ!
病気になるならない、年金破綻するしない以前の話で、年収が少ないワーキングプア(年収200万円以下)にとって、社会保険料として月2~3万円とられるのは、ガチで死活問題なんだぞ!!!
私自身、月の手取りが15万円だった頃、この社会保険料のために給料日前は、パスタとケチャップだけの食事を強いられたんだぞ!!!
せめて社会保険料は、若いか年収が少ない内は1万円以下か、免除させてくれ!人並みの生活を送れるようにしてくれ!今の日本、マジで夢見れねーよ!!!
があlksjgしえあじゃじゃーzwれqてrws!!!!!!
・・・すみません。少し取り乱しました。税金を納めることは、国民の義務であり、国を支えていくことでもあります。そうして、国は私たちに日々の暮らしを守ってくれ、また私たちの生命も守ってくれます。
・・・でもいくら頑張って税金を納めても、いざとなった時は守ってくれないんだよね。「自己責任」この大変便利な言葉で終わりそうなんだよね。これが今の日本。
私は悲しくなった。テンションガタ落ち。なので、この本を見て自らを慰めよう。
以上ー!
所要時間2時間23分
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