上段回し蹴りで地球を救うふりをするブログ

読者たちが「クスッ」と笑えるようなおバカブログを書いています。あ、上段回し蹴りと地球は全くないです。

俺、昔ヤンキー女と付き合っていたけど質問ある?その②

俺は昔、ヤンキー女と付き合っていた。彼女の名前はアキナ。アキナは漫画「くまみこ」登場人物の酒田響に非常に似ていた。というか、この漫画を見て、ふとアキナを思い出し、今回の記事を書いた。

 

アキナとは飲み会で出会い、息が合い、一緒に遊び、告白し、恋人関係になった。そして彼女の初体験の相手は私だった。アキナの照れ隠しで顔パンされたが。あれは割と痛かった。

 

アキナはヤンキーだが、実は性格は素直で、裏表を隠さないタイプ。清楚女(笑)特有のネチネチさがなく、サバサバした性格。常に本音でぶつかってくるため、変に気遣うこともなく、くだけて付き合えた。

 

しかし今思えば、「本音でぶつかってくる」。これがアキナとの破局の原因だった。

 

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 「おいっ!アキナ、きちんと片付けろと言っただろが!」「るせーな!ちょっとぐらいいいだろ!」「これのどこがちょっとだよ!」「ッチ!男のくせに、こまけーんだよ!」

 

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いつもの怒声が、私のアパートの部屋に響いた。話は簡単である。恋人関係も深まり、私の家に入り浸るようになったアキナが服やらペットボトルやらをあちこちに散らかし、私が片付けるよう注意したのが事の発端。

 

アキナは一言で言うと、面倒くさがりな性格だった。モノはちゃんと片付けない、食べ残しはよくする、掃除はしない、洗濯はこまめにしない、主婦泣かせのグーダラ旦那っぷりだった。

 

自分で言うのも何だが、私は整理整頓が好きなタイプだ。なので自分の家は常にスッキリと見えるよう心掛けている。なのにアキナが私の家に来ては、あちこち散らかし、アキナが帰る時は、立派な汚部屋と化していた。その度、私は泣く泣く掃除していた。この真逆のように。

 

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その他にも、細かい点で色々とアキナはだらしなかった。他人の迷惑となることを平然としていた。その度に私は注意していた。ダメな子どもを叱る母親の感覚で。

 

もちろんアキナは反発し、私もムキになり、ケンカになった。お互いの胸ぐらを掴み合い、大声で怒鳴り合っていた。アキナはあれでも女性だったが、女性相手に変な遠慮はしなくても、本音でぶつかり合えば分かってくれるタイプであり、安心してケンカ出来た。

 

しかし、アキナは私に対してコンプレックスを抱いていた。色々なことでケンカした時、必ず決まってこの言葉を私に叩きつける。

 

「どうせアタシは高退だよ!」

 

「アタシは頭悪いし、礼儀もなってないよ!」

 

「サラリーマンのアンタと違って、アタシはフリーターなんだよ!」

 

と、自分のコンプレックスを私にぶつけてくるのである。ヤンキーにありがちな卑屈さからくる反発行為だった。私はその度に、

 

「バカ野郎!肩書きが何だ!俺はアキナのまっすぐな性格に惚れたんだよ!」

 

と私はガチで言い返し、力強くアキナを抱きしめて黙らせた。その後は激しくエックスした。

 

これがケンカ後のお決まりのパターンだった。アキナは20代前半と、スタイルがよく、瑞々しい若さを保っていたため、余計にエックスに燃えていた。近藤さんを何ダース買ったか、数えるのを止めた程。

 

私が当時暮らしていたアパートは壁が薄かったため、アンアンギシギシ声がやけに響き、その度に隣部屋の人に2回注意、管理人に1回注意されていた。アキナのあえぎ声が大きいと本人に注意したら、マジ腹パンされた。

 

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アキナに買い物を頼んだのに、すっかり忘れられていて、私は激怒してケンカになり、その後は激しくエックスした。

 

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私が帰宅した時、アキナが私のペッドの上でポテトチップスを食べていて、その食べカスがポロポロと落ちていて、私は激怒してケンカになり、その後は激しくエックスした。

 

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私の郵便箱に入っていた市役所からのお知らせなどの書類を、アキナは勝手にチラシと一緒にゴミに捨てて、私は激怒してケンカになり、その後激しくエックスした。

 

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ある日アキナの機嫌が悪く、私に八つ当たりしてきて、軽い顔パンや腹パンを何回もされ、激怒した私は男の力強さを発揮し、アキナを無理やり壁に押し付け、AV顔負けの陵辱エックスをした。あの時のアキナのアヘ顔、いや乱れきった顔は未だに記憶に残っている。

 

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アキナのだらしない行動を私が注意し、ケンカになり、その後はエックス。しかし次第に、私は疲れてきた。単純に、同じ繰り返しに怒るエネルギーがなくなってきた。本音でぶつかり合うにはどれだけのエネルギーを要するか。真正面から受け止めるのがどれだけしんどいのか。

 

私はアキナの行動がどうでもよくなってきて、注意する回数が減ってきた。そんな私の無気力さをどこか悟ったアキナは、

 

「おい、どうしたんだよ?最近アキオらしくねーぞ?」「いや、別に・・・。」「あぁ、その態度はなんだよ!」「疲れてるからやめて。そういうのは。」「なんだよ!アタシをバカにした顔は!」「もう勝手にしてくれ。」

 

アキナを相手にするのに疲れた私。アキナは焦り、毎日顔を合わせる度に挑発してくる。でも私は反応せず、かわすばかり。それがアキナを激怒させた。そんな負のスパイラルが数ヶ月は続いた。

 

とうとう限界に来た私はアキナに別れを告げる決意をした。私の部屋で。

 

以上。次回で終わる予定です。

 

所要時間58分

文字数2126文字