私はこれで会社をやめました(小指ではなく親指を立てて)
久しぶりの記事。この記事を書いている今の私の心はとても落ち着いている。山々の川の静かなせせらぎ音すら聞こえる程だ。
さて結論から申し上げよう。3月末を持って、私は7年働いた会社を辞めていた。(ほしくもなかった)上司の地位を捨てて。
会社を去る理由は人それぞれだと思う。仕事が合わない、人間関係、限界を超えた労働、ストレス、モチベーションがなくなったなど。
私の場合は前者に当てはまらない。特殊な事情と言えたらいいのだけど、一般的に言えば「ありえない理由で」がフィットすると思う。
続きを読む風俗嬢の男の娘のあの子の一重まぶたに恋したおじさんの私のお話 その①
私はどこにでもいるおじさん。ごく普通のサラリーマン。無理やり出世させられた以外は。今年で3✕歳と、情熱を徐々に弱らせ、人生の切なさと深さを感じつつある、そんなお年頃。
年をとり、代わり映えしない日常生活を何年も繰り返し、繰り返し、毒が体中にまわるように、私の心は徐々に色を失いつつあった。鮮やかな虹色のような宝石から、暖炉で燃え尽きて役目を終えた真っ白な薪になるように。
こんな私が恋をした。恋をしてしまった。夢中になってしまった。今、この記事を書いている瞬間も、あの子にときめいてしまっている。男の娘のあの子に。
続きを読む私は甲子園でローキックをかました仙台育英高校のあの子に上司になってほしい
毎年夏頃に甲子園で、技術と技術のぶつかり合い、男と男のぶつかり合い、意地と意地のぶつかり合う。そんな高校球児たちの戦場。
そんな聖なる土地で、前代未聞の大事件が起きた。そう、仙台育英高校の選手が一塁手の足を蹴り上げた。
一塁手が「まさか蹴られないだろ」と出来る限り右足を伸ばしたところを、完全な無装備な所を足が浮くほどの強烈な蹴り。しかも全力走で体重を思い切り乗せて。
これは誰がどう見てもアウト。たとえ偶然の事故だとしても、相手の足を壊し(現に一塁手は試合後、車椅子で後にした)、相手の戦力を少しでも削ぐ目的で行われたといわれても言葉に詰まってしまうだろう。言い返しにくいだろう。
しかし。
私はそんな彼のローキックを、麦茶を飲みながらテレビで見て、「是非この子に上司になってほしい。」と思ってしまった。
もちろん私の思考がおかしいことは重々承知している。この数ヶ月間で自分の論理感がお見事に書き換えられてしまっている。
道端で迷っている幼子に、嘘の居場所を教えてより危険な場所に誘導するのにためらいを覚えなくなっているように。
なぜなら私は、ローキックならぬ、ハイキックをかますことに抵抗感を強く覚える、本当にただのお人好しのペーペー上司なのだから。
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